寄生獣


あらすじ
全10巻のコミックが発行され、2004年には完全版全8巻で新しく発売されている。1993年第17回講談社漫画賞一般部門受賞、1996年第27回星雲賞コミック部門受賞。
スプラッタ的な残酷描写が続くため、モンスターホラーのような印象を与えがちだが、一人の少年の数奇な運命を通して生命の本質を描きつつ、それ故に見えてくる人の尊さと浅はかさを訴えた内容は各方面から絶賛された。哲学者の鶴見俊輔はこの作品を「人生二度目の衝撃」と評した。また評論家の加藤典洋は大学でテキストとして使用していた。
英訳版においては左開きに対応させるため原作の左右を反転させている。よって右手となるべきところが左手になったため、「ミギー」も「Lefty」(「左利き」の意)と改められている。


感想

ホラーっぽいけど、この作者特有のキャラクター達のとぼけた表情や、ひょうひょうとした個性のおかげで怖さはない。逆になんか和む。読み進めるうちに生物のそれぞれの立場を考えさせられて奥が深い。他の作品もそうだが、この作者の漫画は、絵は普通だけど内容がすばらしくどれも面白い。

最初の犠牲者。始めはうへ〜って思ったが、だんだん慣れてくる。ってかコミカルだ。


右手に寄生された新一とお茶目なミギー。^^


最初の戦闘。ミギーはなかなか策士。


失敗してあごに寄生したジョー。面白い奴だが出番が少ないのが残念。


寄生された母親に心臓を貫かれ、ミギーの細胞の30%によって生き残った新一は、だんだん人間離れしていく。


人間対寄生獣。人間有利だったが、5匹が1人に寄生している後藤を相手にほぼ全滅。


オススメ度=85点
inserted by FC2 system